第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
取り乱すな
よく考えろ。
自分だったらどうだ?
気持ちがないにしろ
悪い偶然が重なったとしても
言えるわけがないじゃねぇか。
早く笑わないと
そう思えば思うほど
固まっていく表情
『国見と喧嘩したりしないで
責めるなら私を責めて…』
停止していく思考
「分かった
…何されても文句言うなよ」
腕を引き乱暴に
ソファーへ布施を押し倒し
唇を奪う
布施は拒む事をせず
俺に身を預ける様に
ジッとしてる
「舌、出せよ
全部上書きしねぇと
気がすまねえ」
言われるままに
出された舌に吸い付いて
口内を乱暴に犯す
絡まる舌
混ざり合う唾液に
身体は興奮して
下半身は熱を帯びているのに
俺の頭の中は
ビックリするくらい
冷え冷えとしていく
『影山くん…
もっと…シテ』
切れる息と一緒に
吐き出される煽り文句に
更に冷めていく気持ち
「…そうやって
国見の事も煽ったのか?」