第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
ベット横の机に置かれた飲み薬
その近くには
コンビニの袋が置かれてる
『わざわざ呼んでくれたの?
ゴメン…迷惑かけて…』
「別に。
婆ちゃんの往診に来たついでに
診てもらっただけだから
ほら、適当に食いもん買って来たから
これ食って薬飲んで帰って寝ろ」
コンビニの袋を差し出し
「好きなモンねぇとか
ワガママ言ったらぶん殴る」
フンッと背中を向けた
ワガママ言う余地もないくらい
色んな種類の食べ物が入ってて
その中には私の好きな
スイーツも入ってて
『これ、いくら掛かったの?
払うよ?ごちそうになるわけには…』
思わず床に転がった鞄に手を伸ばす
「要らねぇ。
どうせ全部食えねぇだろ
残ったら俺が食うから
それよりサッサと食って帰れ」
不機嫌な声
ぶっきらぼうな言い方は
怒ってる様にも聞こえるけど
『ありがとう、国見』
耳が赤いのが分かって
キュッと胸が熱くなった