第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
アタフタしてしまう俺に
『ホント?
約束??』
疑いの目を向ける布施
「当たり前だろ
もう、お前だけだ。
だから…その…」
喉にやたら張り付く声
でも、チャント言わねぇと。
「つ、つき…あって、く…れ!」
なんとか絞り出した言葉は
『…わ、私で良ければ!
私も…影山くんの
彼女に、なりたい!』
布施から笑顔を引き出した
ホッとしたら
急に減った腹
それは布施も同じようで
沈黙に微かに
腹の鳴る音が混ざる
「食うか?
何が好きかわからねぇから
テキトーに買ってきたんだけど」
『うん!食べる!
実は殆ど食べてなくて
結構腹ペコ…』
「そうか、じゃあ好きなの取れよ
俺は残ったので…」
『半分ことか、どう?』
「おぅ、お前がそうしたいなら…」
急になったカレカノに
若干ぎこちなさを覚えながらも
「クリーム付いてンぞ」
『影山くんも…』
幸せな時間が流れた