第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
しかもそれが
国見(コイツ)なんて。
「なにしてるわけ?
お前の家こっちじゃなくね?」
国見が持つカゴの中には
コンビニ弁当とお茶
それに塩キャラメル。
「…お前こそ
その量一人で食うのか?
つーか、塩キャラメル?」
明らかに一人分には多い量と
甘いモノ
否が応でも
女の影を疑わずには
いられない
俺に浮かぶ女って言えば
一人しか居ない。
「まさか、お前…」
布施の所に行くのか?
国見の用事って
布施の見舞いだったり…
「…関係ねぇだろ
俺が誰と飯食おうが」
俺の考えすぎであってほしいと
思う反面
国見の態度は布施と
一緒にいる所を
想像させて
「布施の所…行くのか?」
言わないはずだった
言葉を口から溢れさせた
俺の言葉に微かに動いた眉毛
「布施に近付くな」
ガキ丸出しの嫉妬は
国見の表情を険しくしていく