第14章 おくすりイカガ?(二口堅治)生誕記念 完結
肩に頭を乗せて目を覗き込むと
『うん、そのつもりだけど
なんで?』
ヨシヨシと俺の頭を撫でながら
俺を見る姫凪
「今日さー…試合なんだけどー…
相手が烏野なわけよ。」
『あ~、なんか知ってる
昔春高出たトコだ
珍しいね指名されるとか。』
「そーそー
そりゃインハイ予選は負けたけどさ
俺らを指名とか生意気じゃね?
心折っとかなきゃとか思わね?
で〜もさ…気合い入れ過ぎたら
身体に良くねぇじゃん?
サクッとガス抜きしてぇ…な、とか?」
姫凪の身体を撫で回し
細い腰を引き寄せる
『ちょ…堅治…?!』
”ダメ”と繰り返す姫凪
でも知ってる
それはフェイク
俺の女だぜ?
しかも俺がドハマりするんだ
「スグスグ…姫凪は
雑用してて良いから
続けられるなら、な?」
並じゃねぇの
なにが?今に分かるって。