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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


クチュクチュと
お互いの唾液が絡む音が
部屋に響いて
耳を犯してくる

準備は万端
お互いその先を望む気持ちが
ドンドン高まっていく

「姫凪、欲しい?」

『うん、京治は?
挿れたい??』

視線を合わせると
お互いの瞳に住む
欲に塗れてても美しい
互いの姿が映る

「『もちろん…』」

重なる声に
二人の細くなる瞳
お互いの姿は小さく消えても
瞼の裏に焼きついてるかのように
フワリと浮かぶ顔

それは重ねた記憶なようで
そうじゃなくて
なんというか不思議な感覚で…
瞳を閉じたのに
閉じる前の光景が
目の中で続けて見える様な…

『ねぇ…なんか今
凄い不思議な感覚…じゃない?
目を瞑ったのに
京治の今の
笑顔が見えた様な気がしたの
京治は…感じなかった?』

俺の気持ちが
姫凪さんの脳に
トレースされた様に
俺の心を口に出す姫凪さんに
大きく頷く

『だよね?!やっぱり!
私だけじゃないと思ったんだ~!
すごいね!
なんかテレパシー?超能力?
なんかそんな感じ??』
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