第2章 ♡小さな変化大きな一歩(五色工)生誕記念 完結
大きな声は近くを通る人の
足も止めてしまい
少し気不味い空気
それを察した布施が
『…入って…
…早く…!』
俺の手を引いて家に入り
自分の部屋に俺を押しこむ
「布施…あの…これは…?」
イキナリの初の二人きりに
テンパる俺に
『好きって言ってるじゃない…
でも…あの人が好きなら
邪魔しちゃダメだなって…
だから諦めなきゃなのに
キスされたら
諦められない…!』
布施がしがみついて
涙を落とす
「諦めろなんて言ってない!
てゆっか諦めんなよ!
こんなに好きにさせといて!」
…あ…。
なんかシレッと…言っちゃったよな?