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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


『京治?どうしたの?』

てっきり不機嫌に歪んでると思った顔は
意外なほど情けなくて
思わず頭を撫でて
目を覗き込むと

「…宮に会いたがってた…でしょ?
電話で…その…話した時…
興味あるって。
その後も宮治に迫られてたし…
あれでトキメイたとは思ってないけど
興味が増したんじゃないかって…」

ドンドン赤くなる顔
小さく篭もる声

えっと…なんだろ…
怒られるの承知で思う…

『京治、もしかして
めちゃくちゃ…』
「嫉妬してますよ!
悪いですか!?
木兎さんとは俺より付き合い長いから
嫌だけど、まだ慣れました…嫌だけど!
でも、宮達は違う…し…」

京治ってば可愛過ぎない!?
"嫌だけど"二回も言ってるし
いつもの余裕なんか全然なくて
疑うとかそんなんでもなく
ただただ

「…姫凪、宮治に
ドキドキしましたか?
興味…まだある?」

ヤキモチ妬いて拗ねてるのが
愛しく思えて仕方ないよ

「…黙るとか
図星ですか?」

頬を膨らませ
私の身体をキツく抱き締める京治
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