第71章 ♓最高のプレゼント(月島蛍)
[去年のクリスマスに貰った
エッチな姫凪を
今年も欲しかったよ
エロサンタ見たかったなー(笑)]
僕が見てるとも知らないで
送られて来たメッセージに
「寝かす気なくなった
エロサンタってなにかな?」
浮かべる黒い笑顔
『蛍、落ち着いて…!』
「無理。
去年よりエロく乱れなよ?
僕だけのサンタさん」
噛み付くようなキスをしながら
片手で作るメッセージ
[僕だけのなんで
よろしくどうぞ]
携帯を手放し
姫凪とそのまま
快感を貪る夜に溺れた
[知ってるよ
Merry Xmas、蛍
素敵な夜になったか?]
こんな返事が来てたと知るのは
太陽には敵わないと
笑いながら
メッセージを開くのは
まだ少し先の話
今はただ
二人乱れて堕ちた
聖なる夜を飾る雪を
融かすくらいの熱量で
愛を重ねて絡まり合った