第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④（宮侑　治）

姫凪の胸に手を伸ばし
ヤワヤワと形を変えながら
甘い声を噛み殺す唇に噛み付く
さっきより素直に吸いついてくる唇
絡めようと頑張る舌に応えて

口内の音が響くほど
甘く深いキスを繰り返す

そして

「力抜いときや？
痛かったら俺にしがみつき」

『え…ぁ、ン！！」

さっき下着越しで刺激した割れ目に
指を伸ばして

「すごい濡れ方やな…
案外早く慣れてくれそや…」

クプッと沈めた

ギュッと力が入って
肉壁が指に絡み付いてくる
脳内がそれを
俺の自身に置き換えて
ビクンッと震えて
また密度を増していく

「こんな締め付けられたら
俺のアツムくん
折れてまうんちゃう？
シッカリ解したるから
力抜く練習しよな？」

『え…無理…侑、怖…ァんぁぁッ！』