第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
「それ、アカンやろ…
思いっきり甘くしたる
姫凪…このまま
全部欲しい…」
チラッと見えてるだけの肌を
隠す布を少し強引に取り払う
別に怖がらせたいとかやなくて
スマートに脱がせる余裕ないねん
『あんまり…見んといて
恥ずかしいねん…』
「ほな、俺も脱ぐ。
お前より多く脱いだる…」
『へっ?!脱ぐ?!』
「フッフ、当たり前やろ
お前だけに恥ずかしい思い
させられへんしなー?
それとも脱がせてくれるん?」
なんてな。
ドキドキさせられまくりな
お前へのただの仕返…
『…ええよ?』
しーー?!
ええ!?まじか!!?
『フッフ…意地悪の仕返し…
頑張るから、教えて?
脱がせた事ないから』