第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
支度にそんなに時間は掛かってないけど
部室(ナカ)に居らんかったから
嫌な予感するねん
「美味そうな匂い…
それ治の?」
「うん、せやで。
一緒に食べようと思って…」
「ふーん
俺も腹減った…
余ってない?」
ほら見てみぃ
予感的中やん
「余るほど作る余裕あらへんし!」
「余裕あったら作ってくれんだ?
優しいのな、サクラ」
馴れ馴れしいけど
別に気にいってる風でもない距離で
話す角名に
「いや、治くんにしか作らんし…
角名くんも彼女出来たら作ってもらいや」
ホンマ外さへん答えを返すサクラ