第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
孤爪くんの隣は
とても心地よかった
振られて凹みまくって
抉れたキズは
孤爪くんの柔らかい空気で包まれて
失恋したばかりなのに
笑っちゃってたりして
ネコみたいな彼にチャッカリ
ドキドキしてる自分に気付いて…
でも…言えないよね…
自由気ままなネコみたいなキミを
【縛りたい】なんて。
少なくなっていく
アップルパイを見ながら
次に逢う口実を探すけど
『無理!なんて言っていいか
分かんない!』
恋愛になると基本受け身だし
だからツマラナイって
言われたんだけど…
今度の恋は積極的にって思ったけど
『積極的に行ったら
孤爪くんは
引きそ…』
嫌われたくないって思うと
更に口実も思い浮かばなくて
いつの間にか
タイムリミットが来ちゃった