第1章 ♉365日キミの日(黒尾鉄朗)日々の感謝を込めて… 完結
「ウラァ、鉄朗くん
なに黄昏てんだよ?
さっとさと飯食って
練習行け!」
俺の部屋のドアを乱暴に開けて
怒鳴るのは鈴村
これでも一応執事だ。
「足元でロケット花火
点火してやろっか?
なんかスンゲーダッシュ感出そうじゃね?」
とてんでもねぇ奴だけど
「おい…鉄朗くん?
大丈夫か?体調悪ぃなら
休めよ?
おい…クロパパ呼ぼうか…?」
一応執事だ。
心配しては貰っても
別に風邪引いたりしてるわけじゃねぇ
原因は
「姫凪が来ねぇ…
ここ最近、モーニングエッチしてねぇ…」
コレ。
彼女の布施 姫凪が
ここ数日起こしに来てくれねぇ