第2章 ♡小さな変化大きな一歩(五色工)生誕記念 完結
『五色くんの誕生日だけは
一人で来て欲しいの、ね?』
顔を赤くして俺を見上げる布施に
ドキンと跳ねる心臓
いや、変な意味でなく…
いやいや、変な意味…かも?
ちょっと期待してる
仲良くしてるのは
それなりに好意があるからで
そりゃナナさんへの
想いと同じかと言われたら
違うのかも知れないけど
それでも俺が仲良くする
女子は布施だけだったから
布施も俺も
前に進めると信じてた
"いつかは"と
お互いが意識し始めたてたんだ
でも
そんなにスグに変わる事も出来なくて
俺達は現状維持のまま
日々を過ごしてた
そんな曖昧な日々が変わる事件は
ある日突然起きた