第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
「汗…でも…ミッション…」
ベタつく汗は嫌だけど
今から帰ってお風呂入ってたら
時間切れ
かと言って走って汗だくも嫌
なら
「んー…時間の勝ち……」
公園に足を進めて木陰にあるベンチに直行
柱を背もたれにして腰を下ろし
フーッと大きく息を吐いて
携帯に集中した
その時
『やだ!待ってよ!』
高い声が響く
「お前重いんだよ!
好きって言う割に硬いし!」
その後に続いた声で
状況を理解
…うわ…迷惑…
気が散るな…
『だって!あんな毎回…!
それだけ?って思うじゃない……!』
うわー…クロ並に猿男子なんだー…
「その考えがウザい!
そんな風に思う奴と居れるか!
付いて来んな!」
それ、分かる。
理解されないとキツー…