第65章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑、宮治)
『ケチ〜』
「その代わりオモシロイもんは
見せたる
バレー上手いで?俺」
『ブッフォッ!自分で言うんかい!』
一瞬からチョットずつでも長く長く
「皆、侑ばっかり褒めよるからな
俺のが上手いっちゅーねん
なぁ?」
『せやせや!
侑より治くんのが上手いよ!』
「ハハッ!おおきに」
私だけにその顔を声をって
思ってんねん
なぁ?気付いて?
こんなにも自分で一杯やねんで?
私の赤い糸
その指に括ってもエエかな?
強引やけど
そんくらい
好きやねん
そこは笑わんといてな?