第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
「だろ!?
よーし!ツッキー喜ばせ作戦だ!
俺に任せろ!ヘイヘイヘーイ!」
気を良くした木兎さんの
ボルテージが一気に上がり
静止なんか丸無視で
作戦とやらが実行されて行った
厳しいチェックマンの前で
勝負下着を選ばされ
新しい服も選ばされる
『私の物を買いに
来たんじゃないんですが…
蛍のお土産兼プレゼントは……』
「「だからそれは
姫凪(おまえ)だろ!
ノリノリで選んでたくせに
文句言うな!
ほら!最後の仕上げ!
こっち向け!」」
店を出ても
ブツブツ文句を言ってる私を
振り向かせた先には
携帯カメラを構えた黒尾さん
「実は下着屋以外は
撮ってたんだぞ
ツッキーの為に服選んでる
姫凪かーわい〜」
ニヤニヤ笑いながら
私を撮り続ける