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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第58章 ♑瞳に酔う(赤葦京治)生誕記念 完結


「奇遇ですね
俺も同じ事を考えてました…」

"同じ"に更に胸が踊る私に

「姫凪、飲みたい?
一緒に飲もうか?」

流れ込んできた
甘い味と喉を刺激する炭酸

美味しいけど…

これ、やばい…絶対…。

「美味しかったです。
ごちそうさま
あ、缶はお返しします。
では、サヨウナラ」

京治の声も
後ろからするクラスメイトの声も
遠くに聞こえる

「姫凪?」

『…ん…京治…
足りないよ…
お願い…もっと欲しい…』

何言ってるの?
人通りは少なくても外だし
誰かに見られるかもだし

それに…それに…

なのに

「姫凪…実は俺も…
部屋まで待てない…
どうしたんでしょうね
凄く貴女を融かしたい
貴女に…融けたい
姫凪…おいで?」

激しく欲して止まない

お酒のせい?

ううん、きっと違う。
それはきっと…

『京治…愛して…
恥ずかしさも融かして』

キミのせい。

引かれた手
暗がりに向かう二人の足
逸る鼓動は
きっと同じ

二人の心はいつも一つだから。
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