第55章 ♉わざと、の効果(孤爪研磨)生誕記念 完結
”ダメ”や”マテ”で止まるから、とか
そんなんで聞いたんじゃない。
てゆっか、おれ猫だし
マテなんか出来ないし
だからって
ただ自分の欲に任せて貪る程
ケダモノじゃない
じゃあナニって?
そんなの一個だよ
『ドキドキしてる。
光ちゃんの所じゃなくて
研磨の胸の中が良い…
た、べて…研磨
もっとイッパイ、私に触って』
これを聞かない手はないじゃん。
チャント強請られてから
「そんなに触って欲しい?
どこを?
言ってよ、エッチな姫凪」
『うぅ…!全部ぅ…!
わかってるくせに!
意地悪っっ』
「わざとだって。
姫凪のこの可愛い顔
おれ見たいんだよね…
凄く…唆る…頑張りたくなっちゃう…から」
イタダキマスしたいじゃん?
恥ずかしがる姫凪の
服を少し乱暴に剥いで
さっきよりも赤く濃く
花弁を散らしていく
『研磨…!研磨!』
落とした花弁を舌先で擽って
上目遣いで見上げると
甘い声で【その先】を強請る様に
哭いちゃう姫凪