第54章 熱く恋、開く(宮治)生誕記念 完結
『え!?何言うてるん!?
学校は…?!』
「…んー?余裕やろ。
サクラすーぐイッてまうし
俺もそんなオマエで
すぐイケるし…」
サクラに耳打ち
まだ然程離れてない
自分の家に連れ帰り
「どないしたん?
えらいお利口さんやん
アカンって言わへんの?」
ベットに押し倒さず
抱き締める
『え!?』
「アカンって言われたら
このままコーヒーで
一服するだけにするけど?」
顎を跳ね上げ
”サクラに任せるで?”と
唇を啄む
連れこんどいて
何言うてる、やて?
そんなん俺が一番思ってる
だって、しゃあないやん?
恥ずかしさを超えて
俺を求める程
色っぽくなるサクラを
みすみす見逃すのは損やろ?
『いや、や…!
イケズせんといて…!』
「イケズ?なんでや?
あんなにアカン言うてたくせに…」
『…アカンく、ない…
治くんが…欲しい、もん!』
俺の腰にギュッとしがみついて
お強請りの口付け
な?可愛エエやろ?
でもこんなもんちゃうで?
俺の彼女の最大値は
もっともっと先にある
せやろ?