第54章 熱く恋、開く(宮治)生誕記念 完結
サクラと付き合って
キスもセックスも
あっという間にして
幸せを感じる要素は
余りある。
そんな、とある日。
「サクラ?
今日は一人なん?」
『あ、治くん!
おはよう!
姫凪がまた
体調悪なってもうてな…
熱は無いけど
最近ヘンに寒いやん?
念の為休ませてん
治くんも、一人なん?」
「おん。
侑のアホ、朝のランニングの時に
足首捻ってもうて
先に病院行ってから
登校やねん。
今日は部活も休まなアカンし
北さんに怒られんで~」
お互いの相方が不調な事に
力なく笑って
並んで歩く朝の道
隣には愛しい彼女
片割れ同士はグダグダやけど
俺らはメッチャ元気やし
「サクラ…
二人で登校とか
久々ちゃう?
チョット寄り道するか?」
邪な心が育つのも仕方ないやん?