第53章 ♡マテが終わるトキ(月島蛍)生誕記念 完結
1本じゃ足りない
もっと感じたい
伝えて欲しい
キミの温もりを
恐恐増やす指に
姫凪の声は口の中に響き
思わず指を引き抜いて
「ごめん!痛かった?」
慌てて姫凪を抱き締める
劣情に飲まれてた理性が
顔を出して
「無理させたかな?
怖いなら止めるけど…」
甘く優しく姫凪に囁やけるまでに
繋がってきた
なのに、キミは
『…止めないで…
チョットびっくりしただけ…
蛍にイッパイ触れてほしい…
待ってたのは…蛍だけじゃないよ?
最後まで貰って?
私の全部…蛍に…あげる…』
せっかくの理性を
全力で薙ぎ倒す
「あのねぇ!
冷静に見えてるかも知れないけど
僕だって余裕ないんだからね!
ホント…止まれないよ?
…痛がっても最後まで
しちゃいそうなんだけど…!」
『…良い…
ずっと蛍と…そうなりたかった…
蛍だけ…と…』