第53章 ♡マテが終わるトキ(月島蛍)生誕記念 完結
詳しい事は割愛するけど
二人きりにさせたくない相手
No.1なのは今も昔も変わってない
故に。
『…ううん。
で、次は私の話、ね?
あの…』
「続きは僕じゃ駄目なの?」
割り込みケッテイ
『け、蛍!?!
あ、これは…!!』
声を飛ばした僕に
飛び上がって驚く姫凪に
「なに?邪魔した?」
冷ややかに二人を見下ろすと
「おいおい…勘違いすんなよな
別に今更
姫凪をどうにかしようなんて
思ってねぇし…俺はただ…」
『そ、そうだよ!
これはその…なんていうか…!
ホントなんにもないんだよ!』
二人して僕を見て
オロオロと口籠ってる
ムカチン。
何なんだよ
別に仲良くしてる事を
咎めたいんじゃない
ただ…
「へぇ?
なら、もう良いデショ?
来なよ、姫凪。
話は後で聞くから」
『蛍!?』
「…意地でも聞き出すよ」
僕に話せない話を
他の奴にしてるのが
悔しいだけ。