第51章 ♑甘ったるく融かして(黒尾鉄朗)9/6(クロ)の日 完結
まぁ、この合宿には
「赤葦ー!暑いぞ!
むさ苦しいぞ!!
どうにかしろーー!
あ!それくれ!喉乾いた~!」
「は、ハイッ!
あの…でも…その代わりお願いが…」
「なんでも聞いてやるって!
俺はエースだ!ヒーローだ!
とりあえずスポドリ~!」
もっと問題児が居るわけで。
体育館には汗だくの木兎とチビちゃんと
赤葦と他数名。
自分用のスポドリを飲み干した木兎が
チビちゃんのスポドリを狙っていた。
まぁ、ここ数日よく見る光景なんだが…
「…日向、ハイじゃないでしょうよ?
水分補給は大事だって
あれほど言ってるでしょうが?」
怖ぇ!
お父さん怖ぇえから!
「サームラくん!待て!
俺がなんとかしよう!」
サームラくんの
超弩級の正論パンチ食らったら
木兎がしょぼくれて更に
面倒クセェ事になる!