第49章 ♑熱く熱く近く(赤葦京治)819の日記念 完結
奪われた声が
口の中で響き
身体の力が刺激に合わせて
入っては抜ける
後少しで一番大きく来る
その快感の手前で
指を引き抜き
「そろそろ口(こっち)も
素直になれそうですか?」
濡れた指で唇をなぞる
荒い息の先
俺を強請る声が聞こえる
…はずだった。
でも現実は
『京治…なんで怒ってるの?
今日…怖い…
久しぶりに逢えるの楽しみにしてたのに
…バカ』
まさかの涙声と…
「姫凪?」
『…マネの子のが
良くなっちゃったから?
優しくしてくれないの?』
「姫凪!?はい!?
何言ってるんですか!?」
大いなる誤解
『…取り乱した…
京治が…そんなに慌てるとか…』
おい、待て、本当に!!