第48章 ♡誓いは始まり(牛島若利)生誕記念 完結
「すまなかったな
大丈夫か?」
『うん。もう落ち着いた』
情事を終え
風呂から上がり遅めの夕食を
向き合って食べながら
あの格好の経緯を聞く
どうやら天童の彼女に
俺が喜ぶと入れ知恵をされたらしい
『…心の準備も出来ないまま
若利が帰ってきちゃって…
あ~…恥ずかしい
驚いたでしょ?ごめん…』
「驚いたが
気にするな
積極的なお前を見るのは
悪い気はしない」
『…ホント?』
「なんだ?」
『積極的なの嫌じゃない?』
恥ずかしそうにしてた顔が
こちらに向き直り
ジッと俺を見つめてくる目は
先程の色気ある眼差しを思い出させる
「どうした?
まだ足りないのか?
食べ終わるまで我慢しろ」
『ち、ちがう!そうじゃない!』
「なんだ。
違うのか?残念だな。
ではなんだ?」