第48章 ♡誓いは始まり(牛島若利)生誕記念 完結
『若利、おかえり~
遅かったね』
玄関を開けると
綺麗な靴が並んでいて
奥の扉から小さいエプロン姿が
駆け寄って来る
布施 姫凪
言わずもがな
プロポーズしたい相手だ。
「すまない
天童達と飲んでいた
姫凪、今日は早かったな」
『あ、私もさっき来たの!
ナナちゃんとお茶してて…
話し込んだから
若利帰ってると思ったんだけど
鍵しまってたから
合鍵で勝手に入っちゃった
ね?もうご飯食べちゃった?
まだ食べてなかったら
軽く作るから一緒に食べよ?』
見慣れたエプロン姿で
俺を見上げ微笑む顔に
減るのは腹だけではない
「いや、軽く飲んだだけだ
腹は減っている…が」
『ん?若利…!?!』
「姫凪…
酒臭かったらすまない…
キスがしたい…駄目か?」