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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第47章 ♉捨て猫プリンセス(及川徹)及川徹 生誕記念 完結


『徹のバカ…
私のバカ…
でも、やっぱり徹のバカ…』

やる事なす事
裏目裏目で
挙げ句の果ては
”邪魔”なんて言われて

張り詰めてた糸が切れた気がして
私は逃げ出した

”サヨナラ”なんか
本心なんかじゃない

”もう見ない”なんて
出来るわけない

いつでも見ていたいのに

『…大バカは私…だよね
なに家出先を家出してるのよ…っ!』

期待しかしてない両親の待つ家には
帰れない
かと言って書きなぐった
”サヨナラ”を覆すことも出来ない…

また雨が降ったら
私が泣いてたら
拾ってくれるだろうか

アキラさんじゃなくて
今度は…って

『徹…逢いたい…』

でも、次逢ったら
もう徹なんて言えないよね
及川さん…って
言わなきゃ…ダメ、だよね。

空はカラッと晴れて
雨にも何にも
期待が出来ない

そんな私に追い打ちの様に

『痛っ!!』

地面が攻撃してくる
汚れた服
擦りむいた足

引いて欲しい手も
汚れちゃって伸ばせないのに

「なにしてんのさ?
そんな所で
また拾って貰うの待ってるのかい?」

『え?徹…?』

なんで?
こんな時に、こんな所に

「どうなのさ?
拾ってって言ってるの?」

現れちゃうの?

しかも

「姫凪…のバカ
ホントなにしてんのさ
次はどこに行くのさ?
バカじゃん…家出の家出?」

めっちゃ呆れてる…

『ゴメ…』

「謝ってなんて言ってない!」

怒ってる!!
 
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