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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第47章 ♉捨て猫プリンセス(及川徹)及川徹 生誕記念 完結


それは数ヶ月前。
パパがまた許嫁の話を持って来た

これで何人目だろうか。

「姫凪!
見てごらん!許嫁!
今度は凄いよ!
かっこ良い!家柄も最高!
ほら!見て!見てよ!
見てってばーーー!」

『パパ!うるさい!!
私は会った事もない人と
結婚なんかしないんだからね!!
それに…私には…好きな人が…』

「え!?ウソ!
誰?同じ高校の子?!」

私は烏野高校に通っている
男子のレベルは高いと思ってるけど…

『違う…』

私の好きな人は
違う高校。

好きな人の高校は
青葉城西高校

好きな人の名前は及川徹

たまたま見に行った
バレー部の試合で見て
一目惚れした。

こっそり試合じゃない日も
見に行ったりもしたけど

彼は人気者で
…噂では彼女もイッパイ居るって。

それでも何とか
覚えて貰おうと思いつつも
声を掛ける勇気が持てず…

こんなに好きな人が居るのに

「ねー!姫凪!
顔だけ!凄いイケメンだから!」

パパったら…。

「ほら!今度はパパ仕事上の
知り合いじゃなくて
昔からの友達の息子!
徹くん!!」  

………え?

トオルくん????

『苗字は?!』

まさか、まさか、ね?!

「え?及川だけど?」

オイカワ トオル………?

『及川徹!!?
どこの高校!!?』

「え?えっと…
確か青葉城西高校?」

やば!!運命!?

「なに?!決めていいの?!」

決めて!!
…と、言いたいところだけど…。

『ちょっと待って。
ちょっと確かめたいことがあるの
少しだけ、待って?』

彼の心に私以外が居るなら
許嫁なんて意味がない

だから。

彼を知りたい。

そう思って走ったの

青城に。 
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