第47章 ♉捨て猫プリンセス（及川徹）及川徹　生誕記念　完結

「居候はアキラちゃんだけで
十分だよ…
で？今度は何を拾って来たのさ？」

ため息を吐いて
アキラちゃんを見ると

ニヤーッと笑う顔が
目に映る

この顔知ってる。

「じゃーーん！！」

「ゲッ…」

嫌な予感…

『こんにちは…』

「女の子？」

「そー！姫凪ちゃん！
可愛くね？」

的中………。

アキラちゃんの手を握るのは
小さい女の子

汚れた服
顔も涙で汚れてる

「なんで女の子が？」

「公園でね？泣いてたから
連れて帰って来ましたー！！」

ソレハ　ヒトサライ　デハ？

「返して来なさい！
なんで女の子なんか
拾って来るのさ！！
捕まるよ！」

アキラちゃんに噛み付く様に
怒鳴ると

「行く所無いって泣くんだもん
可哀想でしょ？？
こんな寒い中追い出すの？
鬼なの？オニ徹？？
ひどいねー？姫凪ー？」

女の子を抱き上げて
チュッとほっぺにキスをする

また始まった。
ここで止めないと
リビングで盛られる。