第6章 ♉幸せ日和(木兎光太郎)生誕記念 完結
チョット時間くったから
スグには見つからなくて
野生の勘であちこち走り回る
制服を着せた事を少し後悔しながら
後ろ姿を必死に探した
もっと後悔する事になるのは
あと数秒後。
人の波が切れ
さすがにこの先は
行かないか、と
引き返そうとした時
小さな悲鳴が聞こえた気がして
足をそのまま先に進めた
すると
「なに?お姉さん三年?
それともコスプレ?
スッゲー可愛い!
ね?脱がして良い?
この制服…中身も
チャント学生か調べてあげる…ね?」
ニヤけ面した男が
『いや!止めてください!
離して…!』
姫凪の身体を抑え付け
「お姉さんがさっき言ってた
光太郎って三年の木兎ってヤツだろ?
バレー部の。
女癖悪いので有名じゃん?
止めときなよ?
似合わないって…セフレなんて
セフレなんかするより…俺に
飼われなよ?
可愛い首輪付けたげる」
リボンを解いて首元に噛み付いた