第44章 ♡今更のその先…(岩泉一)生誕記念 完結
過ぎてしまったてっぺんを指差し
涙を落とす姫凪の
唇を優しく塞ぎ
「まだ始まったばかりだろ?
これから楽しめば良いべや?
てゆっか、0時でも
12時でも
誕生日迎えた俺に一番最初に会うのは
隣に居るお前だろうが
なんで泣いてんだよ?ボケ」
さっき飲み込んだ欲を
吐き出す様に
白い肌に手を伸ばす
『そ、そう…だけど…
高校の時から…
いつも、日付変わったら…ひゃぁん!』
「あ?なに?チャント話せや
まだ酔ってんのか?」
素直な反応に薄く笑い
『え?お酒なんか飲んで…ン、ハァン!』
「じゃあ、俺に酔えよ
俺もお前に酔いてぇ」
さっきよりも深く濃いキスを落として
焦らす指先でユックリ身体をなぞった