第43章 ♡笑顔の効き目(天童覚)生誕記念 完結
でも…
「うん。アレよりも効くヤツ…
姫凪の笑顔…
可愛くて最後に効く
逢いに来て良かった
愛してるヨ」
『!!?
…もう、キザなんだから…』
「嫌いーー?」
『ううん!大好き!
私も愛してる!
逢いに来てくれてありがと!
元気になってくれてありがとー!』
うん、この笑顔が
なにより大好き
「元気になったってコトは
分かるよネ?
予定通り今日は寝かせないヨ?」
『え!?
待って…私がクタクタに…
私は若くないから
回復にも時間が……』
「その時は俺が
お見舞い来て元気にしてあげる!
だから、おいで!」
満面の笑みで手を広げると
呆れた顔に笑みを混ぜ
『約束だからね!
部活で疲れてても来てよ!』
俺の胸に飛び込んで来る
「当たり前だよ
姫凪に逢えば
疲れなんかふっ飛ぶし
逢えない方が辛いヨ
姫凪、好き…」
小さい頭を抱き締めて
ベットにユックリ押し倒し
「とりあえず俺の元気
イッパイ食べてネ?」
イタズラなキスで
長い夜の幕を開けた