第43章 ♡笑顔の効き目(天童覚)生誕記念 完結
「『行こう…?』」
重なった声に微笑み
ベットに雪崩れこみ
『覚は動いちゃダメだから、ね?』
俺の服を剥ぎ取りながら
身体にキスを落とす姫凪
『寒くない?』
「熱くして?
姫凪…なんか凄いエロい顔してる…
弱ってる俺にコーフンしたのーー?」
クスクス笑って髪を撫でると
『してるよ?
覚…大好き…
早く元気になって…?』
濡れた唇の端が綻ぶ
「元気にシテ…
…ってもう元気だけどネ…」
いつもよりコーフンしてるのは
姫凪だけじゃなくて俺も。
身体に触れる姫凪の指から
伝わる愛に
熱が全部、集まって来てるみたいに
膨らんで弾けそうだ
こうなると
されるが儘ってのが
少し勿体なくなって来る
俺も…姫凪を元気にしたい。
なんて欲張った考えは
『もっと元気にしてあげる…
覚…イタズラしちゃ
駄目だから…ネ?』
アッサリ見抜かれ
「うっ…!
俺のココロ読むなんて
生意気ーー!」
『ふふ…たまには、ね?
…覚…凄い熱いよ?』
熱く滾る自身が
口にユックリ運ばれ
大きな音を立てて扱かれる