第41章 恋色のバースデー(烏養繋心)生誕記念 完結
「無茶したか?」
『…全然、よゆう…』
「嘘つけ!白目向いて寝てたべや!」
『白目!?見ないでよ!』
何度も何度も
求めては果てて
お互い愛と酔いが回って
気付けば次の日の太陽が
窓から緩く射し込んで来てる
「ウソウソ…俺も寝てた…」
焦る姫凪を抱き締めて
ソッと置き時計に目をやると
そろそろ畑に出向く時間だ
「姫凪…俺…」
『繋心?あ、時間…!
大丈夫!?』
大丈夫と言うには
寂しくててて
満たすには短かすぎる時間
「待ってくれ、後…少し
足らねぇ…抱きてぇ…離れたくない…」
名残を惜しむ様に
離れようとする姫凪を
腕の中に戻して抱きしめる