第39章 ♑🎁White Day 🎁(木兎光太郎) 完結
そう、さっきのスーパーで買った
売れ残ってたホワイトデー用のチョコ。
小せえし割引シール貼ってるし
なんかキマらねぇけど
「ないよりマシだろ!?
明日はサプライズが…」
『それ、言っちゃったらサプライズに
なんなくない?』
…!!やっちまったなぁ!!
「忘れろ!今すぐ!
ウワァァ!俺のバカーー!」
ベットから飛び起きて
部屋の隅で三角座りする俺
度重なるヤラカシ具合に
さすがにショボクレてると
『…光太郎〜?』
ツンツン、と背中を突く細い指
「…今は放っといてくれ!
さすがに恥ず過ぎる!」
イヤイヤ、と駄々をこねる俺に
『私を放っとかないで?
ホワイトデーのワガママ…
聞いてくれるんでしょ?ね?』
甘えた声がぶつかる