第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
マコトの言う事は最もだと思う
蛍も姫凪も俺を裏切る事は
絶対ない。
それでも膨らむ独占欲
「…多分、だけど…」
マコトの言葉を遮る様に
「あ、アニキ。
まさかずっと立ってたの?
ホント過保護だね…
僕、これで帰る。」
蛍が部屋から出てきた
「姫凪は?」
「…寝そう?かな?
ウトウトしてたし」
「は?なんで?」
つい語尾がキツくなる俺に
「あのね。
熱あって薬飲んでんだから
眠くなるの当たり前デショ?
ホント姫凪の事になると
盲目だよね…
とりあえず、僕用事できて忙しいから」
呆れた顔して去って行く蛍。
なんだ!?
なんかモヤモヤするぞ!
蛍から姫凪の匂いメッチャするし!
こ、こうなったら
エッチな尋問を…
「明光くん。まさかと思うけど
姫凪に無茶したら
そのチャラチャラした
サラサラヘアーを丸刈りにして
吊るすよ?」
「…うっ」
コイツはエスパーか?!