第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
「ん、俺も欲しいよ
姫凪…嵌めて?」
さっき止めた手にゴムを握らせて
姫凪から自身を抜く
本当は今すぐにでも…って
気持ちはなくはない
でも、大切にしなきゃ、な?
やっと手に入れた宝物だから。
慣れた手付きでゴムを嵌めて
『ね?明光…ちょうだい?』
先っぽにチュパッとキスをする姫凪に
震える程興奮して
思わず組み敷き深く突き立てる
高い声を唇で塞いで
無駄に広いソファーを軋ませて
最奥を突き上げる
喉に響く声
締まるナカ
くねる腰に揺れる胸
全部全部俺だけの。
独占欲丸出しで
息継ぎがてら散らす華に
擽ったそうに笑う顔
ホント俺コイツが大好きだ。
どちらからともなく
絶頂を知らせ
熱い息を交換し合う
”せーの”なんてしなくても
ピッタリ合う呼吸に悦を覚え
最高の時に幕を下ろした