第36章 ♤そのままの二人で(松川一静)生誕記念 完結
「んンッ!とにかく!
女の子にとって大切な
イベント事を忘れてたのは
由々しき事態だし!
早く謝っちゃってさ
ラブラブバースデー計画でもして来なよ?
最近あの元カレ?って呼んでいいのか
分かんないけど
なんか姫凪ちゃんの
周りでよく見るよ?
大丈夫だと思うけどさ」
話を切り替えた途端の
及川の発言に
「は?マジ?」
固まる俺。
「偶然なんじゃね?」
花巻の言葉に
”だよな”なんて笑おうと思ってたのに
「偶然じゃねぇかも。
あれ見ろよ」
岩泉の声で目を向けた窓から見えたのは
ラブラブバースデー計画の相談なんか
吹っ飛ぶ程の衝撃。