第35章 Bitter Sweet(二口堅治)バレンタイン2018
目一杯(俺的)爽やかスマイルを振りまいて
唇を指でなぞると
『…!!馬鹿!!
最低!!』
思いっきり心折られた。
しかもビンタ付き。
「だってしょーがないべ?
好きなんだしー」
プクッと頬を膨らませると
『会ったばっかりだし
なんにも知らないし
そんな人の言葉信じられません!
サヨナラ!』
真っ赤な顔で俺を睨んで
図書室に消えて行った
と、まぁ、惨敗してね?
でも、それでハイソウデスカって
わけにも行かなくて
そっから事あるごとに
図書室、教室に顔出して
アピールしまくってんのに
”二口くん”止まり、なわけ。