第34章 🍫Valentine2018🍫(孤爪研磨)完結
「姫凪…パーティー本当に行くの?
…おれ甘いの食べたいんだけど?
ねぇ…パーティーより
おれの部屋に来てよ」
垂れる唾液を舐め取り
首筋に吸いついて痕を残す
「嫌なら締めて?ネクタイ。
嫌じゃないなら…他の事に使う」
真ん丸な目を覗き込んで
”どっち?”と迫れば
ユラユラ揺れる瞳
戸惑ってるけど…
これ、良い感じのヤツ。
「坊ちゃん…」
タイムリミット?
ううん。
まだ諦めない
『研磨の部屋行く…!』
ほらね?
おれのカン当たるんだよ?
まぁ、姫凪限定だけど。
「りょ。チョットここで待ってて?
その顔、鈴谷に見せたくない」
車から降りて
鈴谷を仕事に戻した後
姫凪を姫抱きにして
おれの部屋へ運び
首にかけたままのネクタイを
手に持ち替え
「どこに使われたい?
手、それとも…目?」
ニコリと笑いかける