第29章 ☆キミとボクとキイロ(御堂筋翔)生誕記念 完結
もちろん帰る気はない
なんで?そんなん決まってるやろ
『せやかて翔くんが
心配するからやん…
それに誕生日に熱なんか
最悪やんか…!
せっかく今日空けてくれてのに…』
心配で置いとけるわけない。
ボクの為に
いつも無理する様な子ぉなんやから
「アホか。
隠されてる方がイヤやろ。
それに…隠せる思うてるん?
キミィの事は
なぁんでも分かるんよ、ボク…。
観念して…今年こそ
ボクに看病され
大丈夫や、そんな簡単に
潰れる程ボクゥは弱あらへん」
姫凪の髪を指で梳かし
「とりあえず
食べれそうなモン作るわ」
姫凪を寝かせて
キッチンに入る
『そんなんエエよ!
これ、食べたらエエやん
翔くんお腹減ってるやろ?』