第28章 ♤伝えなきゃ伝わらない(花巻貴大)生誕記念 完結
真顔のマコんに
アタフタする私を見て
「は?ダメなわけ?
不満位言えなくて
これからどうするの?
今だけなわけ?
って、あくまでもコレは
私の言い分で照れも分かるし
怖いのも分かるから
無理にとは言わないけど
少なくとも徹は
私が誘っても嫌がった事なんかないし
私も誘われて嫌だった事なんか
一回もない。
喧嘩も死ぬ程あるけど
言い合っても仲直りするから怖くない」
一気に話した後
”喋り過ぎた”って
顔を赤くして立ち上がる
「お花巻は良い男だと思うよ
徹が居なきゃ惚れてたくらい
(実際惚れかけたし…)」
『はい!?』
今なんか言わなかった!?
「ウソよ。ばーか。
徹にお仕置きされたくないしね。
ま、頑張んなよ?
お花巻ならチャント
受け入れてくれるんじゃない?
私はトイレで尋問されてる
たぬ子助けて帰るから
この後お花巻誘ったら?
じゃあね」
伝票を掴み手を振るマコさん