第28章 ♤伝えなきゃ伝わらない(花巻貴大)生誕記念 完結
「は?一静がなに?
まさか一静…また悪いクセが…」
「違う!たまにエッチなLINEを
入れてくるくらいで…
何かされたわけじゃ…」
「へー…一静がたぬ子に
エッチなLINEねー…
ふーん…
詳しく聞かせてよ、ナナちゃん」
ほらぁ!怖いから!!
「チョット…!
待って…タスケ…ぁああ…」
あ~あ…言わんこっちゃない…
サクラさんに引き摺られて
消えて行くナナちゃんを
ソワソワしながら見てると
「人の心配してる場合なの?
アンタも悩んでるんでしょ?」
マコさんがコーヒーを啜りながら
私の脛をローファーの先でつつく
『あ、うん…その…』
「誘われないから凹んでるの?
誘われてくれないから凹んでるの?」
『そ、そんな直球な!
それじゃただの欲求不満…』