第27章 ♑🎄Merry Xmas 2017🎄(黒尾鉄朗)完結
『鉄朗の鈍感!
アホー!!』
「ハムちゃんに言われたくないですぅ!
俺の気持ちなんか全然分かってねぇだろ!
付き合って結構経つのに…」
『分かりません〜!
聞けません〜!
だって…!』
言い合いしてしまうとか
俺、どんだけガキだよ
落胆しかけた俺に
「「似た者同士過ぎ」」
赤葦とナナの声が揃う
『「はぁ?!似てへん(ねぇ)し」』
「「いや。似てるから」」
呆れた顔の二人の奥に居る姫凪が
『真似せんといて…』
俺を見上げて
ぽつりと呟くその顔に
言い返そうとして気付く
ったく。
なんつー顔?
ツンツンした物言いとは
正反対の不安そうな顔して
何か言いたげなのに
モゴモゴと口ごもっては
ナナの後ろで小さくなってる
「こっちのセリフですぅ
てゆっか
いつまでそこに居るつもりですかァ?」
『動けへん…
…頭痛い…言うてるやん』
嘘ばっか。
さっきそんな強く打ってねぇって
言ってたくせに