第23章 ♑世界最速のプレゼント(赤葦京治)生誕記念 完結
姫凪さんの頭を撫でながら
背中を叩くと
『…ズルい…』
「なんとでも?
可愛い寝顔からのオメデトウが
欲しいです」
力の抜ける身体を
更に優しく撫でながら
アチコチにキスを送り
「ダメ?」
目を覗き込む
『…起こしてくれなきゃ怒るよ
一番は譲れない、から…』
「はい…俺も
一番にオメデトウがほしいですよ…
だから、ね?」
『ん…分かった』
俺刻まれた瞳にキスして
ユックリ閉じていく瞼に
”オヤスミ”と囁き
アラームを午前0時にセットし
俺も目を閉じた