第23章 ♑世界最速のプレゼント(赤葦京治)生誕記念 完結
変な火が付いたアイさんが
三人を部屋から蹴り出し
「こっちは任せて
ごゆっくりね?
押しかけてゴメンやで?
またなぁ!」
俺と姫凪さんに
目配せをしてパタンどドアを閉めた
「何気に一番オトコマエですよね
アイさん。」
『ハハッ!そうかも!
今回は光太郎シツコそうだったから
助けられちゃったねー』
クスクス笑いながら
俺を見上げる姫凪さん
可愛い笑顔に癒やされながらも
「で?体調悪いの
なんで黙ってた?
LINEでも言えただろ?」
さっき湧いた嫉妬や
悔しさもぶり返してくる
『それは…その…
…京治と逢いたかったから…。
私が体調悪いって言ったら
気を使って来ないって言われそうで…
誕生日イブだし…逢えないのは
いや…だし』