第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結
「姫凪ちゃん荒れてるねぇ…
クロとそんな深刻?」
運ばれて来たコーヒーに口をつけ
ナナちゃんが
話を切り出す
昨日の事を詳しく話して
『もうアカンかも…
だって…目の前で…あんな
イチャイチャ…
ほんまイヤや…』
テーブルに突っ伏して
涙を隠すと
「…よし!分かった!
別れちゃえ!
姫凪ちゃんが居るのに
どこの馬の骨かもわからない
オンナに優しくする
チャラ男テツローなんか
こっちからオサラバだよ!」
バンッとナナちゃんが立ち上がる
…?
エエぇ!?