第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結
次の日。
オールしてボロボロの顔
泣き過ぎてガンガンしてる頭
とてもじゃないけど
学校に行ける状態じゃなくて
罪悪感を覚えつつ
学校をサボった
鉄朗からは
連絡がない。
何度開いてみても
トーク画面は昨日のまま
着信履歴もあの時のまま止まってる
まだ震える指は
一番近くにあったトーク画面に
移行する
【ナナちゃん】
鉄朗の友達の彼女で
一番頼れる友達
今までも色々アドバイスをして貰った
もちろん今回も
[聞いてくれへん?]
縋る事に。
[どーしたのー?]
[実は…]
サクサクと返ってくる返事に
昨日の事のさわりを送り返すと
[はぁ!?何そのオンナ!
ぶっ飛ばしてあげよっか!?]
怒りのスタンプと共に届く文字